はじめての人への「橘ありす」(デレステ編)

今回からアイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ(以下デレステ)での橘ありすを紹介していきたいと思います。

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デレステはCMや広告でご存知の通りいわゆる音ゲーというものです。デレステにもアイドルとのストーリーを楽しめる要素があります。普通のメモリアルであったり、イベントストーリー・カードストーリーのことですね。

 

今回はその中でも特にメモリアルについて述べていきたいと思います。

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このメモリアルは誰でも見ることができ、解放条件がそのアイドルのファンの数を増やすという比較的緩い条件のものです。誰でも簡単に見ることが出来るということは、一番基本となる物語ということなので見ていきましょう。内容は一部紹介するだけなので詳しくはデレステをインストールして楽しんでください。

メモリアル1

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初めてプロデューサーがありすと出会う場面…スカウトする場面です。ここではありすはプロデューサーに対して「アイドルには興味が無いけれど、将来音楽関係の仕事に就きたいと考えているのでレッスンには興味がある」と話してくれます。12歳の小学生とは思えない具体的さ…このコミュでは橘ありすは年齢の割にはしっかりした子なんだと印象づけるためのものなのかなと思います。

メモリアル2

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ありすがアイドルとして初めてレッスンを受ける日のエピソードです。始めはトレーナーからではなくプロデューサーがレッスンを行っています。その後トレーナーからのレッスンを受けています。

全てのレッスン終了後に感想をありすに聞いてみると、上記のような反応を返してくれます。ありすは今まで名前や子ども扱いされることを気にしていた(実際にトレーナーのレッスンは優しかった)ので、プロデューサーが子どもではなく「橘ありす」という1人のアイドルに対して妥協なく誠実なレッスンをしたことで「わたしのことを本当に考えてくれているんだ」と思うようになります。ありすとプロデューサーの間に信頼関係が生まれる大切なコミュです。

メモリアル3

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このコミュはありすにとって初めてのアイドルとしての仕事(宣材写真の撮影)の日の話です。橘ありすのいいところが詰まったコミュだと個人的に思っています。ここまででもありすがプロデューサーを信頼していることが見え隠れしていたり、自分の気持ちを伝えようとして素直じゃない言い方になってしまっていたり…

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初めての仕事としての写真撮影で、いきなり上手くいく…なんてことはなく最初から苦戦することになります。カメラマンには「表情が堅いからもっと自然に…」「もっと子どもらしく…」というようなことを多く言われます。ここでありすは具体的な指示を求めたり、自分は1人前のアイドルだと反論したりしています。そこでプロデューサーはありすに1つのアドバイスをします。

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そのアドバイスを受けて、自分の予習をしてきたアイドル像を演じるのではなく、自分の今の気持ちを正直に表現すればいいという風に切り替えて考えています。このコミュは橘ありすがただ堅いアイドルではなく、自分の悪いところやもっといいアイデアが周りから出てきた時に反省して活かすことのできる柔軟な思考をすることができる子だということがよくわかるものになっています。

メモリアル4

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このコミュは初めての正式な仕事として着ぐるみショーのゲストをする回です。

最初は着ぐるみやぬいぐるみ等の可愛いものは好きなのに「別に喜んでいない」と自分の気持ちを隠していたり、リハーサルでは着ぐるみの感想を聞かれた時に着ぐるみそのものの解説をしてしまうなど…少し空回りしてしまう場面になっています。リハーサルを終えて控え室に戻った後に、リハーサルが上手くいかずスタッフに注意をされたことについてプロデューサーちょっとした愚痴を漏らしていたりします。しかしその直後に、アイドルとして自分に求められていることをすると気持ちを入れ替えて本番に挑むことになります。f:id:neko_grimoire150:20180505224742p:image

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可愛い反応をアイドルとして求められていることを理解しているありすは、出来る限り可愛い反応(それでも無邪気に喜ぶのではなく、静かにモフり続ける…というのがとてもありすらしい…)をしています。

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本番終了後にありすとプロデューサーが会話をしている場面です。今までのありすにはアイドルはお仕事でした。お仕事だからしっかりと演じなければいけない…という風に考えるありすにとっては、自分の理想とするアイドルを演じることはあっても、自分の本心を仕事に持ち出すということはしてきませんでした。仕事の場に自分の気持ちをそのまま出すということは、事前に予習や準備をしっかりと行なっているありすにとっては不真面目なように映ったのかもしれません。それが今回の仕事を経て自分の気持ちを表に出してもいい、自分の理想を演じるのではなく自分らしさも大事なんだと考えるようになります。そして最後に、アイドルの仕事に対する考え方が変わったキッカケとなったプロデューサーに対してのお礼の言葉でこのコミュは締めくくられています。

 

メモリアルまとめ

このありすのコミュで描かれていたテーマは「素直さ・自分らしさ」についてのものでした。普段…というよりどのような内容のものであれ、ありすは事前に準備をしっかりと行なっています。その真面目さは普通に考えればプラスなのですが、ありすの場合それが原因で仕事に躓いたりすることがありました。こういうお仕事だからこうしなきゃいけない、とかクールで大人っぽいアイドルになりたいからそう振る舞おうとするとか…ありす自身の個性が仕事の中ではきちんとすればするほど消えていってしまうのです。それがメモリアルを通してアイドルの仕事でも自分の個性や気持ちをそのまま表に出してもいいんだと考えられるようになったお陰で、他のコミュや仕事ではもっとありすらしい言動が増えていきます。是非カードエピソードで可愛さ10000倍の橘ありすを見てほしいです。

 

今回はここまでとして、次回はデレステの『in fact』を含むストーリーコミュを紹介したいと思います。