ありすは台風と共に
皆さんお久しぶりです。お元気ですか?
僕は風邪気味です()
今日は日本を横断する勢いの台風と共に橘ありすの新規()が来ました。それもたくさん…ありすPが踊り狂うぐらいには…
今回は今日1日の一般的なありすPのそわそわ具合を説明したいと思います。
もともと今日、9月30日は先月からありすPにとっては前々からある期待をしていました。それはデレステで橘ありすの新規SSRが来るのではないか…?という予想です。
この予想にはある程度根拠があって、ここ数ヶ月の月末(月頭?)限定ピックアップガチャで実装された新規SSRが
7月3日〜鷺沢文香・早坂美玲
となっていたのである。皆さん覚えているだろうか…生存本能ヴァルキュリアのユニット『アインフェリア』を!
(珍しくクールっぽいありす)
アインフェリアのメンバーが続けて新規SSRを出しているなか、残りはありすただ一人となった。そして待ちに待った本日15:00がガチャ更新…
我々はクールらしからぬあの可愛さと新たな魅力への期待と、一体どのくらい財布が軽くなるのかと不安を胸に抱きながらロードを待った。
あれ…ありすじゃない?僕らは生き残ったんだ!(半分はガッカリ)
(筆者は担当のイベント以外ではほとんどデレステをやらないためプロデューサーレベルは悲惨)
気を取り直して15:00からはU149の特装版に収録されていたドレミファクトリー!のイベントが開催されるので(U149イベントなので当然ありすもいる)こちらでありすの新規SRが来るかと思いきやそれも無し。
今回のSR報酬は櫻井桃華と結城晴の2人。僕は桃華も大好きなのでイベントを回ろうとした時、ある事実がわかった。
櫻井桃華 特訓前
結城晴 特訓後
そう…今回もありすは背景映り込み芸人になっていたのである!
いや、新規絵が来ること自体はうれしいんだよ?
でも2枚来るのはおかしいやん!(喜びの舞)
しかも「ももあり派」「はるあり派」両方に嬉しい新規絵となった。運営さんの配慮すごい()
この時点で相当運営には踊らされている。ガチャの実装疑惑からいつもの映り込み芸人まで、3回ぐらいはもう既に驚かされている。
だがこれだけ新規絵が貰えれば十分、確実に優遇されていると思っていいだろう。僕らは改めてイベントに取り組もうとした…
これで終わりだと思うやろ?
まだ終わってなかった!ありすの新規ラッシュはまだまだ続く。
本日の17:00実はモバマスの方でもガチャの更新があった。僕らは油断しすぎていた…ありすの新規はもう無いだろうとタカをくくっていた。
(実際油断していた僕はガチャ更新の時間には寝ていた)
そうしたら限定SRで新規ありすのガチャが始まっているじゃないか…
しかも特訓前はメイド服。もうむりしんどい可愛い…
可愛さはとどまるところを知らず、シンデレラ劇場では
このような姿を見せてくれた。
いつのまに恥ずかしがらずにこんな可愛い動きをしてくれるようになっちゃって…
このような感じで、今日1日でありす供給過多になったありすP達は混乱している。
新規のSSR実装こそなかったが沢山の新規絵とモバマスでの新規SR…
ほんと今日は訳がわからないくらいありすPにとっては嬉しい日となった。
今回は台風と一緒にとんでもない量のありす供給があったよって話でした。
是非皆さんデレステやモバマスで橘ありすの可愛さに触れてください。
では今回はここまで。体調不良の中無理やり書いたので誤字脱字、文法がおかしい、色々あるとは思いますが目をつぶって下さい。
ここまで読んでくださった方々ありがとうございました。それではまたお会いしましょう。さようならー
Project:Kroneと橘ありす
新しいアイドルのカタチー
今回はProject:Krone(以下クローネ)について触れます。クローネはアニメ版アイドルマスターシンデレラガールズで、第20話から本格的に動いた美城常務が企画したプロジェクトです。
構成メンバーは、速水奏・塩見周子・宮本フレデリカ・鷺沢文香・大槻唯・橘ありす・アナスタシア・渋谷凛・神谷奈緒・北条加蓮の10人。特にクール8人キュート・パッションが各1人ずつと非常に偏っています。それはプロジェクトの性質上そうなってしまうのですが…
クローネはシンデレラプロジェクトとは対極の位置にあり、シンデレラプロジェクトはそれぞれのアイドルの「個性」を尊重し活動に活かしていくというものでした。「個性」を活かすというのは難しいところで、それぞれのユニットごとに全く方向性の違うプロデュースをしなければならなかったりします。つまり1つ1つのユニットにかかる労力が大きく、ユニットを形にするのに時間がかかる上に成功が確実ではない企画という風に考えることも出来ます。
わかりやすくするために極端な例を出しますが…上記のユニット2つのプロデュース方法が全く同じもので成果が出るとはとても思えません。ユニット内の人数も、年齢も違います。なのでそれぞれ違った対応もしなければなりません。
そしてシンデレラプロジェクトを含む既存の企画では成果が出るまでに時間がかかるとした美城常務は、346プロのブランドを確立させるため「かつてのトップアイドル達が持っていたようなスター性」をテーマとするクローネを企画します。シンデレラプロジェクトを含む他の企画は大衆との距離感の近い、親しみやすいアイドルが大勢いました。いわゆる○○キャラとかそういうものです。
(シンデレラプロジェクトはないが、親しみやすいファンとの距離がアイドルの例)
クローネではそういった親しみやすさは捨てて、346プロのイメージに合わせた神秘性や幻想的な遠く離れた世界を演出しています。クローネはシンデレラプロジェクトとは違い、「スター性」や「神秘性」「非日常」などある程度の方向性が最初から定まってます。それは衣装にも現れていて、シンデレラプロジェクトだと各ユニットに合わせた色とりどりの衣装、クローネだと黒を基調とした煌びやかな衣装という風にプロジェクトの違いがはっきりとしています。
ここまでつらつらと書きましたが、一番話したいのは2つのプロジェクトの特徴ではありません。話したいこと、それはProject:Kroneのメンバーがそれぞれどういった理由で選抜されたのかについてです。実は美城常務が企画し選抜まで行いましたが、具体的に何故そのアイドルを選んだのかまでは語られていないのです。上の方でクローネの方向性などについては紹介したので、基本的にはそれに沿っているのだとは思いますが…それでも疑問に思うところがいくつかあります。
メンバー内で1番疑問に感じているアイドルは橘ありすです。読んでくれている人の中にも個人的に違和感のあるアイドルがいたりするのではないでしょうか。僕の中で1番違和感のあるアイドルが橘ありすでした。
ただ実際に選抜されている以上は何か理由があるはずです。アイドルマスターは様々な設定で手を抜くことはない(はず)なのでなにか答えはあると考えています。
自分なりにどうして橘ありすがクローネに選抜されたのか、その理由を考えてみたので書き記したいと思います。正直なところ、どのような意図で選ばれたのか僕には全く分かりませんでした。憶測(妄想)を書くことになりますので、他の考えや意見がある人がいれば是非教えてください。本当にお願いします。いくつか考えましたが、その中でも特に「ありそうだな」と思ったものだけを挙げていきます。理由は大きく分けて2つです。
1.当時の総選挙の結果を参考にした
アニメが放送される前に行われた第3回シンデレラガール総選挙を参考にしたのではないかという考えです。
1位.渋谷凛
6位.鷺沢文香
10位.北条加蓮
11位.塩見周子
13位.神谷奈緒
18位.アナスタシア
26位.速水奏
37位.橘ありす
40位.宮本フレデリカ
49位.大槻唯
このように実際に人気投票でも50位以内に全員がランクインしています。よってクローネは現実でも人気を既に持っているアイドルを中心に、企画の趣旨に合った者を選抜していったのではないかという仮説です。ただこの仮説には大きな穴が一つあって、一ノ瀬志希や櫻井桃華などの選抜されていてもおかしくなさそうな(企画と合致しそうな)アイドルもランクインしています。よって、ある程度現実での人気を踏まえた上で別の理由が何かあるのかな、と考えました。
2.数年先を見据えた選抜
上の案よりもこの理由の方が当てはまるのではないかと思っています。他のアイドルと違い、もしかしたら橘ありすだけは数年越しでプロデュースする計画だったのではないかという考えです。
この説明をするためには一度クローネという単語の意味について触れる必要があります。クローネとはドイツの言葉で「王冠」のことです。つまりシンデレラプロジェクトのように成長していく姿、その過程を見せるのではなく、クローネは最初から完成された、完璧なアイドル像を見せるものとして捉えることができます。
他のアイドルは高校生や大学生であり、アイドルとして活躍するのに最も相応しい(?)時期です。ですが橘ありすはまだ小学生であり、Jr.アイドルという扱いをされることが多いのではないでしょうか。しかもJr.アイドルはカッコいいよりも可愛いイメージになってしまう上に、完璧よりも未熟だという印象を持つことになるのではないかと思います。しかし、橘ありすはその路線のまま順当に育っていけばクローネの一員として、346プロのブランドイメージに沿ったアイドルになるのではないでしょうか。
美城常務は成長した後に改めて橘ありすをクローネに引き入れるのではなく、最初からプロジェクトに組み込んで育成をし、確実にブランドイメージに沿ったアイドルに育てようとしたのではないかと考えました。要するにアイドルの英才教育みたいなものでしょうか。
以上この2つが橘ありすがクローネに選抜された理由なのではないかと個人的に考えたものになります。ただ実際のことは何も語られていないので妄想を書くことしか出来ません。
しかもProject:Kroneはアニメ内でしか出てきておらず、掘り下げも多くは無かったので設定でも不明な点が数多くあります。トライアドやアーニャのソロユニットの他にも、メンバーだけ確定しているがユニット名や曲が発表されていない所があり担当アイドルがクローネに在籍している場合、かなり長い期間生殺しの状態にされたまま放置されています。
そのため補完のためという訳ではありませんが、デレステなり番外編のコミックを作るなりをして欲しいと個人的には思っています。
では今回はここまでとして、最後に一言。
「本当にどっかでこの2つのユニット救済してくれ」
今回も稚拙な文でしたが読んでくださった方々ありがとうございました。クローネに関しては本当に情報量が少ないので、何か感想とか自分の意見がある人はtwitterでもコメントでも頂けると嬉しいです。
はじめての人への「橘ありす」(デレステ編②)
今回は前回に引き続きデレステでのストーリーについて紹介したいと思います。
まずはこのストーリーコミュ40話について触れていきます。
デレステのストーリーコミュはご存知かもしれませんが、各話1人のアイドルを取り上げ、そのアイドルのソロ曲をお披露目するライブに向けての準備を行うというものです。この40話「be honest with yourself」は橘ありすのストーリーであり、ソロ曲『in fact』のプレイが解放されます。
では早速ストーリーの内容について見ていきましょう。
1.ライブへの準備
冒頭のありすのソロ曲『in fact』をライブで披露することが決定する場面です。
ここではサポートに回るアイドルへのお願いや、「忙しくなるぞ」と言うプロデューサーに対して「望むところ」返しています。今までのコミュと同じく、仕事に対しては事前から準備を万全に行う真面目な様子が現れています。
2.橘ありすの家庭環境
このコミュまでは家の様子についてわかるストーリーがありませんでした。名前のことを気にしていたり、ミュージカルに連れて行ってもらっことを話したりする場面があったので家族との関係が良好なのか正確には判断できませんでした。今までのコミュやセリフから、門限がないことやアイドルにスカウトされた際に「聞いてみるけど平気だと思う」といったような事を話していたので、比較的緩い・放任的な家庭なのかな?ということを想像するのみでした。
しかし今回のコミュではありすの家の様子が初めてストーリーで書かれています。両親共に働きに出ており帰りが遅いので、帰宅した後も一人でご飯を食べて寝る…という生活をしていることがわかります。
このコミュ全体を通してありすは両親のことを「優秀・立派なひと」という風に表現をしており、仕事だから忙しいのは仕方ないという風に考えています。両親の仕事を邪魔してはいけない、心配をかけたくない…こういう思いから自分の思いをなかなか正直に言う事が出来ずに我慢をしてしまったり、心配をかけたくないから勉強を頑張っていたりします。
以前、大人っぽい振る舞いをしているのは名前をコンプレックスに思っているからだ、と書いたことがありますが、親に心配をかけたくないというのも理由の一つなんだと思っています。
3.言いたくても言えないこと
ライブへの準備が進んでいく中、ライブに招待する人を決めることになりました。
他のアイドルは既に家族や友人を招待することが決まっている中、ありすは直接相談する機会がありませんでした。メールで予定を聞くかどうかも悩んではいますが、結局両親の仕事の邪魔になる事を避けてそれすらも止めてしまいます。
4.三者面談
とうとうありすは期限までに両親にライブの招待について予定を聞くことが出来ませんでした。
そこでプロデューサーはありすの母親を含め三者面談をすることにしました。三者面談についてありすは最初「忙しいのだから来られない」と話をします、しかし母親が時間を作って来てくれると知った時は嬉しそうな表情を作ります。
三者面談の当日、時間になってもありすの母親は来ませんでした。しばらくの間待ちますが結局母親は現れず、ライブの練習時間になってしまったので、ありすは練習を優先することにします。
4.他アイドルとの衝突
練習に向かったありすでしたが、突然三者面談が行われることになったのは、夕美と心の2人がプロデューサーに相談したことがキッカケだと知ります。
2人は単純にありすだけではなく薫・仁奈とのことを心配しての行動でしたが、ありすにとっては余計なお世話…「自分はしっかり出来るのに」大人から寂しい子のように見られた(真偽は問わず)から反発をしてしまいます。
ここでは一見すると、本当に子どもだから反発しているように見えるかもしれません。
しかし、ありすの家庭は一般的なものとは少し違い両親が共働きでしかも親子のコミュニケーションを取ることが出来ないぐらい帰りが遅くなっています。その忙しい状態が長く続くと、自然と会話も少なくなり子どもであるのにある程度の自立を求められることになります。つまりありすが何かを見て感じたことがあったとしても、そもそも両親と話す機会があまり多くない上に我慢しなければいけない場面も多く出てくるのです。甘えたり自分の気持ちを素直に伝えることが下手なのは、このような我慢や自立をしなければいけない家庭環境であったこともあると思います。
その後仁奈の発言をきっかけとしてありすは落ち着いていきます。多少のトラブルはありましたが、練習中にありすの母親がようやく現れます。無事に親子の会話が行われ、両親をライブに招待することが出来ました。(仁奈と薫はええこや…)
5.ぎこちない甘え方
ライブ当日の控え室での出来事です。先日の練習中に夕美や心から大人でも甘えることがあると言われますが、甘えようと思って甘えられたことがないので難しく、プロデューサーにお手本を求めます。舞台に向かう直前にプロデューサーのお手本と同じ内容のことを、プロデューサーに伝えています。
6.伝えられた思い
ライブ終了後の自宅での話です。今回のライブを通して(精神的に)大きく成長することの出来たありすは、両親に対して今まで出来なかった甘え方をしています。セリフ自体はプロデューサーの具体例と同じことですが、プロデューサーには「ずっと/見てくれていても」となっているのに対して両親には「たまにでいいから…」と変わっています。
ここでセリフの内容が少し違ってきているのは、プロデューサーはありすにとっての「自分を理解してくれる人・等身大の自分を見つめてくれる人」というだけではなく「甘えてもいい人」という風にも思っているからなのかなと思いました。両親に対しては尊敬をしていますがやはりまだ「優秀・立派な人」という印象や共働きということもあり、両親が出来ない・不可能なことがある事を知っています。なので心配をさせないようなセリフの後に控えめな主張が入っているのかなと思いました。
7.まとめ
メモリアルでのテーマは「素直さ・自分らしさ」でした。今回のストーリーコミュも基本的な構造は同じですが、メモリアルではアイドルとして活動をする上で必要な「素直さ・自分らしさ」であったのに対して、ストーリーコミュでは橘ありすという少女が生きるために必要な「素直さ・自分らしさ」なのではないかと思います。
「be honest with yourself」このタイトルは簡単に言ってしまいますと「自分自身に正直に」という意味になります。このコミュを経て、ありすは仕事だけではなく私生活の面でも素直さ・正直さが各カードのセリフやコミュで現れていきます。
ありすの魅力は、周りの人達の助言やタブレットなどから得る知識を、ある種の純粋さを持ってこの壁を越えながら成長していく姿なのではないかと思います。
前回の記事からだいぶ間が空いてしまいました。デレステのコミュを漁ったり、説明するための言葉を選んでいるうちに遅れてしまいました。やはり担当であっても何でも知っているわけではないし、自分のせいで魅力を損なうようなこともしたくないので慎重にならざるを得ません。伝えたい気持ちはあっても、読んでくれた人が意図していない変な印象を持ってしまっても不本意なので…難しいです。
今回で『はじめての人への〜』は一度終わりにしたいと思います。また近いうちに記事は書きますが、毎回書きたいことを書いていくつもりなのと、知ってほしいこと取っ掛かりになると思われるところについては説明をしたと思っているからです。
では次回、いつになるかはわかりませんがまた。ここまで読んでくださってありがとうございます。
はじめての人への「橘ありす」(デレステ編)
今回からアイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ(以下デレステ)での橘ありすを紹介していきたいと思います。
デレステはCMや広告でご存知の通りいわゆる音ゲーというものです。デレステにもアイドルとのストーリーを楽しめる要素があります。普通のメモリアルであったり、イベントストーリー・カードストーリーのことですね。
今回はその中でも特にメモリアルについて述べていきたいと思います。
このメモリアルは誰でも見ることができ、解放条件がそのアイドルのファンの数を増やすという比較的緩い条件のものです。誰でも簡単に見ることが出来るということは、一番基本となる物語ということなので見ていきましょう。内容は一部紹介するだけなので詳しくはデレステをインストールして楽しんでください。
メモリアル1
初めてプロデューサーがありすと出会う場面…スカウトする場面です。ここではありすはプロデューサーに対して「アイドルには興味が無いけれど、将来音楽関係の仕事に就きたいと考えているのでレッスンには興味がある」と話してくれます。12歳の小学生とは思えない具体的さ…このコミュでは橘ありすは年齢の割にはしっかりした子なんだと印象づけるためのものなのかなと思います。
メモリアル2
ありすがアイドルとして初めてレッスンを受ける日のエピソードです。始めはトレーナーからではなくプロデューサーがレッスンを行っています。その後トレーナーからのレッスンを受けています。
全てのレッスン終了後に感想をありすに聞いてみると、上記のような反応を返してくれます。ありすは今まで名前や子ども扱いされることを気にしていた(実際にトレーナーのレッスンは優しかった)ので、プロデューサーが子どもではなく「橘ありす」という1人のアイドルに対して妥協なく誠実なレッスンをしたことで「わたしのことを本当に考えてくれているんだ」と思うようになります。ありすとプロデューサーの間に信頼関係が生まれる大切なコミュです。
メモリアル3
このコミュはありすにとって初めてのアイドルとしての仕事(宣材写真の撮影)の日の話です。橘ありすのいいところが詰まったコミュだと個人的に思っています。ここまででもありすがプロデューサーを信頼していることが見え隠れしていたり、自分の気持ちを伝えようとして素直じゃない言い方になってしまっていたり…
初めての仕事としての写真撮影で、いきなり上手くいく…なんてことはなく最初から苦戦することになります。カメラマンには「表情が堅いからもっと自然に…」「もっと子どもらしく…」というようなことを多く言われます。ここでありすは具体的な指示を求めたり、自分は1人前のアイドルだと反論したりしています。そこでプロデューサーはありすに1つのアドバイスをします。
そのアドバイスを受けて、自分の予習をしてきたアイドル像を演じるのではなく、自分の今の気持ちを正直に表現すればいいという風に切り替えて考えています。このコミュは橘ありすがただ堅いアイドルではなく、自分の悪いところやもっといいアイデアが周りから出てきた時に反省して活かすことのできる柔軟な思考をすることができる子だということがよくわかるものになっています。
メモリアル4
このコミュは初めての正式な仕事として着ぐるみショーのゲストをする回です。
最初は着ぐるみやぬいぐるみ等の可愛いものは好きなのに「別に喜んでいない」と自分の気持ちを隠していたり、リハーサルでは着ぐるみの感想を聞かれた時に着ぐるみそのものの解説をしてしまうなど…少し空回りしてしまう場面になっています。リハーサルを終えて控え室に戻った後に、リハーサルが上手くいかずスタッフに注意をされたことについてプロデューサーちょっとした愚痴を漏らしていたりします。しかしその直後に、アイドルとして自分に求められていることをすると気持ちを入れ替えて本番に挑むことになります。
可愛い反応をアイドルとして求められていることを理解しているありすは、出来る限り可愛い反応(それでも無邪気に喜ぶのではなく、静かにモフり続ける…というのがとてもありすらしい…)をしています。
本番終了後にありすとプロデューサーが会話をしている場面です。今までのありすにはアイドルはお仕事でした。お仕事だからしっかりと演じなければいけない…という風に考えるありすにとっては、自分の理想とするアイドルを演じることはあっても、自分の本心を仕事に持ち出すということはしてきませんでした。仕事の場に自分の気持ちをそのまま出すということは、事前に予習や準備をしっかりと行なっているありすにとっては不真面目なように映ったのかもしれません。それが今回の仕事を経て自分の気持ちを表に出してもいい、自分の理想を演じるのではなく自分らしさも大事なんだと考えるようになります。そして最後に、アイドルの仕事に対する考え方が変わったキッカケとなったプロデューサーに対してのお礼の言葉でこのコミュは締めくくられています。
メモリアルまとめ
このありすのコミュで描かれていたテーマは「素直さ・自分らしさ」についてのものでした。普段…というよりどのような内容のものであれ、ありすは事前に準備をしっかりと行なっています。その真面目さは普通に考えればプラスなのですが、ありすの場合それが原因で仕事に躓いたりすることがありました。こういうお仕事だからこうしなきゃいけない、とかクールで大人っぽいアイドルになりたいからそう振る舞おうとするとか…ありす自身の個性が仕事の中ではきちんとすればするほど消えていってしまうのです。それがメモリアルを通してアイドルの仕事でも自分の個性や気持ちをそのまま表に出してもいいんだと考えられるようになったお陰で、他のコミュや仕事ではもっとありすらしい言動が増えていきます。是非カードエピソードで可愛さ10000倍の橘ありすを見てほしいです。
今回はここまでとして、次回はデレステの『in fact』を含むストーリーコミュを紹介したいと思います。
はじめての人への「橘ありす」(ソロ曲編②)
今回は前回の宣言通り「目指せ!シンデレラNo.1!」(橘ありす編)について紹介したいと思います。
(次回からは紹介のための画像を変更する予定です。今回はシンデレラマスターに関係する話なのでジャケット絵で…)
「目指せ!シンデレラNo.1!」とはシンデレラマスターシリーズ(各アイドルのソロ曲が収録されているCD)にボーナストラックとともに収録されているラジオドラマです。
概要は他のアイドルのものと共通していて、新しくデビューするアイドルが「目指せ!シンデレラNo.1!」という企画のラジオ番組の収録を行う場面を描いたものです。今回紹介するにあたって、一応ラジオドラマ全体を文章に起こしました。その中でも特にピックアップして伝えたいところを紹介していくつもりです。(全文を掲載しようとするととんでもない文字数になってしまうので、気になる方は個別で連絡をください…)
それでは内容の方に触れていきましょう。
〈はい。これ…台本ですか?
あれ?もうわたし戴いてましたけど…
差し替え…ですか。随分急ですね。
せめて3日前に最終稿を戴かないと困ります。〉
冒頭です。ありすが仕事に臨む際には事前に予習をしっかり行っていることがわかる文です。少し怒り始めています。
〈デビュー特別企画「目指せ!シンデレラNo.1!」本日のテーマは「ありすinワンダーランド」としてメルヘンなトークをお送りします…ってなんですかこれは!わたしこういうキャラじゃないんですけど!〉
ありすは自分の名前にコンプレックスを持っており、名前のイメージから避けるために勉強をしたり大人っぽく振る舞うようにしています。そのありすに『不思議の国のアリス』などのおとぎ話のようなテーマでラジオをさせよう(しかも収録当日の変更)としているのでもうすでに怒り爆発気味です。
〈はぁ…わかりました。では台本を読み込みますので、少々時間をください。
え?時間がないからぶっつけでやるって…ないです。ありえないですこんなの。へ?もう録音始まってる?
な…な…な…いい加減にしてください!もっとちゃんとお仕事っぽくしてください!
ちょっと!勝手に始めないでください!もう!〉
ありすが大爆発しました。これはありすでなくても怒ると思います。普通にこんなことされたらふざけてるとしか考えられませんよね…特にありすは仕事の準備をしっかり行って、いいものにしようとしているので普段とは考えられないことが起きるとパニックになって感情が表に出やすくなります。
みなさんお気づきかもしれませんが、ありすは感情表現があまり得意ではありません…しかし怒っているときはかなりその感情をぶつけてくることが多くとてもわかりやすいです。
〈今回のテーマは…やっぱりやらなきゃダメですか?…はぁ…今回のテーマは「ありすinワンダーランド」わたし橘がメルヘンなトークをお送りいたします。堅い?わたしこういう性格なんです。可愛くとか…できません。う…わかりました。可愛くタイトルコールですね…
いきます…〉
基本的にこのラジオドラマの流れは
①ありすが話す
②プロデューサー「堅い。もっと可愛らしく」と指示を出す
③ありすが渋々言い直す
を繰り返していくことになります。可愛くすることに苦手意識を持っているありすはほとんどの場所で「もっと可愛く。」という風に言われることになります。それでも投げ出さずに可愛くしようとしているのは彼女のプロ意識が高いからだと思っています。
〈私の思い出聴いてください。「メルヘンメモリートーク。」自分の思い出を楽しく語っちゃおうというコーナーです…あの、このコーナータイトルどうにかなりませんか?恥ずかしいんですけど…というかこんなこと言わせて恥ずかしくないんですか?そうですか…はぁ…メルヘンな思い出…そんな思い出特にないんですけど。メルヘン…なんでしょう…お伽話みたいなことですよね。うーん…あ、1つだけ思い出しました。わたし小さい頃両親に1度だけミュージカルに連れて行ってもらったことがあります。その内容は夢みたいなお話で…辛い状況の中で歌の力でみんなを励まして乗り越えていくっていうものなんですけど…あの…わたし全然泣いたりとか笑ったりとかしないタイプで、そのせいでちょっと…いろいろ上手くいかないこともありました。でも、わたしそのミュージカルを観て、その…初めて感動のあまり泣いちゃったんです。そしたらそれを見た両親が笑ってくれて…それからです。音楽には力があるって思って。わたしも誰かの心を動かせるような…そんな音楽をやってみたいって、思うようになりました。わたしの歌、デビュー曲を聴いて誰か感動してくれる人がいたら嬉しいです。あっ…あの…今のはメルヘンではなかったですよね…ダメ?でしょうか…よかったです!〉
ありすは将来音楽関係の仕事に就きたいと思っている理由について、自身の思い出と共に語っている場面です。普段論理的な考え方をしているありすが、「音楽には力がある」と話しているのには少しの違和感がありました。違和感というのは力があるとは話していても、具体的はどのような力があるのかを根拠をもって説明をしていないところです。また後日触れようとは思いますが、ありすは音楽の持つ力について上手く説明が出来ないという旨の話をデレステのコミュでしています。それが今回の企画で、自身の体験に沿ったものだということがわかります。ありすは感情表現が苦手で周囲(両親を含む)とのトラブルが少なからずあった、しかしそのミュージカルのおかげで親との和解がすることができた、と考えれば(筆者の妄想かもしれないけど)ありすが理屈で説明が出来なくても音楽の力を信じるようになったことに納得がいきますよね。メルヘンな思い出を話してくれた後に不安になるの最高に可愛いくないですか?
〈おとぎの国へいらっしゃいませ!「メルヘンシチュエーション」。このコーナーでは、メルヘンなシチュエーションの中で自分を可愛らしく表現しよう、というコーナーです!…可愛らしく…はぁ…はい!今回のシチュエーションはこちらです!「おとぎの国のプリティプリンセスありすとして、リスナーを魔法のお茶会に招待しちゃおう!」…はあ⁈いろいろ突っ込みたいところがあるんですけど…なんですか、プリティプリンセスありすって。魔法のお茶会とはどのような内容ですか?
細かいことは気にするな?大雑把すぎるのも問題かと思いますけど。まぁ…そこまで世界観を作り込むのもお仕事ですよね…わかりました。〉
だんだんありすが「可愛らしく」と言われるとこについて諦めていきます…それでも変なところには突っ込みを入れずにはいられないみたいです。
〈リスナーのみなさん。おとぎの国のプリティプリンセスありすです。みんなと一緒に楽しいお茶会をしたいので、あの…忙しくなければ来てくれると嬉しいです。待ってます。う〜やっぱり無理!え?可愛い?わたし別に可愛くなんてないじゃないですか。他の子みたいに無邪気にとか出来ませんし…え?それが逆にいい?や、やめてください。逆にの意味がわかりません。説明してください。
…キャラが出てて可愛い?あの。わたしのキャラってどんな印象なのでしょうか。〉
1回目の時に「もっと可愛く」と言われ、頑張って言い直している場面です。プロデューサーに褒められた時にも、自分が他の子と同じように振る舞えないことや自分がどのように思われているのかを気にしているようです。悩みを抱えていたり、周囲の人間からどう思われているのかを気にしているところは普段どんなに大人びていたとしても、年相応の子なんだとわかりますね。それでも照れ隠しであっても、何かと理由を求めるところはありすらしいと思います。
〈はぁ…お疲れ様でした…あ、ちょっとプロデューサー!何だったんですか今日のラジオは⁈アイドルなんだから可愛い方がいいのはわかりますけど…ちょっとしつこい…え?わたしの本当の姿を引き出すには少し怒らせた方がいいと思って…ですか?〉
収録後の場面です。全ての収録が終わった後、つまりお仕事終了後にプロデューサーに文句を言っています(可愛い)。プロデューサーはありすの本当の姿を引き出すために今回の当日の台本大幅変更and少し抵抗しそうなテーマ設定を行ったことになりますね。このプロデューサーちょっとイジワル…実際少し怒り始めてからは声で何をどのような気持ちなのかがわかりやすくなっていきます。言葉になかなか出来ないだけで、(ある程度の信頼関係がある前提ですが)緊張がほぐれていると声に感情が乗るようになっていきます。これはデレステやモバマスのストーリーで声を聞けばわかると思います。
〈こんなタイミングですぐに次の仕事だなんて…プロデューサーはやはりすごいですね。えっと…新番組、出演者橘ありす・安部菜々…タイトルは『いらっしゃいメルヘンワールド』キュートなありすとミミミンウサミンによるちょっと不思議なミニライブ…ちょっと!なんですかこれは!もしかして今回のラジオはこれの練習に?
もう!見直しかけて損しました!わたしはまだプロデューサーを認めません!だから…その…今度は少しは見直したくなるようにしてくださいね?〉
最後の場面です。収録終了直後にプロデューサーがありすに次の仕事の資料を渡します。ここではありすがプロデューサーに対して怒ってはいますが、すぐに照れながら次の話をしてくれています。
この辺のボイスは本当にやばいのでほんと聴いて欲しい。
以上が少し削ってはいますが『目指せ!シンデレラNo.1!』の内容となっています。元がラジオドラマという体裁だったので紹介がかなり複雑でわかりづらいものになりました。少しでも興味が湧いたのなら是非、シンデレラマスターの方に手を出してみて下さい。
今回はここまでとしたいと思います。次回はいつになるかわかりませんが、デレステのコミュについて触れていきたいと思います。長くなってしまいましたがここまで読んでくださった方はありがとうございました。次回もよろしくお願いします。
はじめての人への「橘ありす」(ソロ曲編)
今回はありすのソロ曲である『in fact』について触れていきたいと思います。
そのためにまず『in fact』が収録されているシンデレラマスターシリーズについて簡単に説明します。シンデレラマスターとはつまり各アイドルのソロ曲が収録されているCDです。殆どのアイドルはこのシンデレラマスターのソロ曲から本格的にアイドルデビューをしていくことになります。このシンデレラマスターのソロ曲は各アイドルの紹介を兼ねており、性格・特徴を掴むためのものとなっています。
(基本的にはこれらのソロ曲は彼女達の住む世界でも、私たちが住む世界て発表されているものと殆ど内容は同じだと思います。もしかしたらウサミンの『メルヘンデビュー!』のように特定の人物へのメッセージが含まれていたりする場合は少し違いがあるかもしれませんが。)
シンデレラマスターの説明はここまでとして、『in fact』の内容に入りましょう。詳しい歌詞全体は他のサイトなどで検索をしてください。ここでは自分の解釈をまとめたいと思っています。もしかしたら間違えているかもしれないし、他の解釈もあるかもしれないので、筆者はこう考えてるか〜ぐらいの気持ちで見てください。
①
「本当の私を 誰も知らない
ざわめく街で いつも一人だった」
「だけどね あなたは あなただけは
いつでも目をそらさず 見つめてくれた」
②
「言われる一人でも 平気そうだと
そんなわけないよ 言い返さないけど」
「心を閉ざしてる わけじゃないよ
ただ少し うまく甘えられないだけで」
どちらも歌い出しの内容です。
1番では先日述べた名前が関係したことを歌っています。周囲にはたくさんの人がいるのに、誰もわたし自身のことを理解しようとしてくれない。それでもあなた(ここではプロデューサーのことでいいと思います)だけは名前や子どもだということで偏見を持ったりせず、わたしの思いやアイデアを1人の人間のものとして受け止めてくれた。
2番では名前や偏見に悩むありすのことが詳しく歌われています。名前のイメージで子ども扱いをされないために努力をした結果、今度はその頑張りを周りの人達に勘違いをされてしまうようになってしまった。子ども扱いをから逃れるために大人っぽく振舞っていた結果、人に甘えることすら出来なくなってしまった。
①
「伸ばしてくれた手 すり抜けたのは
嫌だからじゃなくて」
②
「呼び止められた日 うつむいたのは
嫌だからじゃなくて」
サビに入るまえの歌詞では、どちらもプロデューサーとのコミュニケーションの際に上手く自分の気持ちを伝えることができずに少しのすれ違いが出来てしまったことを表しています。
①
「真逆の心に気づいて もっともっと
素直になれたら
自分でもあきれるくらい 大好きなのにしまいこんでしまうのはなぜ」
②
「真逆の心が歯がゆい もっともっと
言葉にできたら だけど今感じてる
あなたにだけは 私 自分を知ってほしい」
サビの部分です。1番も2番も比較的サビ以前のものよりも直接ありすの気持ちが歌われています。1番では本心をなかなか伝えることができないのはどうして?という自分への問いかけであったのが、2番ではあなた(プロデューサー)には自分のことを理解して欲しい、勘違いをしないで欲しいという風にあなた(プロデューサー)への思いが強くなっています。
cメロ
「どんなにたくさんの人がいても
あなたを 私見つけられる」
ここでもあなた(プロデューサー)に対しての思いの強さが表れるようになっています。元々ありすは論理的な子でこのような非現実的なことを言うようなことは無いのですが、それでもこう考えてしまうほどあなた(プロデューサー)のことが好きだ(この段階では恋愛感情ではなく人間として、かもしれない)ということです。
最後
「真逆の心に気づいて もっともっと
素直になれたら
自分でもあきれるくらい 大好きなのに
何も言えなくなるのは なぜ」
「あなただけ特別なのは なぜ」
このように締めくくられています。あなた(プロデューサー)への感情が日々特別なものへ変わっていくことの自身への問いかけという形で終わっています。
冒頭でも述べた通り、ソロ曲はアイドルの紹介を兼ねています。小学生アイドルのソロ曲のなかでは、同学年の櫻井桃華の『ラヴィアンローズ』や他の小学生アイドルである市原仁奈の『みんなのきもち』・赤城みりあの『Romantic Now』などと比較すると全体的な歌詞が切なく、曲調もかなり大人しく歌声を引き立たせるためのものになっています。
『in fact』はありすにとって精一杯のあなた(プロデューサー)への感情を表現した曲です。
デレステの『in fact』でセンターがありすの場合、最後の「あなただけ特別なのは なぜ」のところで涙を流すようになっています。それほどこの曲にはありすの思いが込められているのです。
実はこの『in fact』を聴いたことがありすの担当Pになろうと思ったキッカケで、一番最初にこの曲を聴いた時に「どうしてこんなに思いつめた感じの曲になったのだろう、アイドルになるまでに一体この子に何が起きたんだろう」と思いました。この子はまだ12歳です。同年代のアイドルと比べると、下手すると中学生や高校生のアイドルと比べても悲しい雰囲気の曲になっています。それを知った時に、僕はこの不器用になってしまったありすの応援をしたくなりました。ありすが何のしがらみもなく笑顔でいられる日を望まずにはいられないのです。
今回はここまでにして、次回は短くなりますが「目指せ!シンデレラNO.1! -橘ありす編-」について触れたいと思います。
今回の記事は一部改行が失敗して読みづらくなってしまいました。こころよりお詫び申し上げます。ここまで読んでくださってありがとうございました。
はじめての人への「橘ありす」(名前編)
今回は僕の担当アイドルである「橘ありす」について書きたいと思います。
まず始めにみなさん橘ありすについてどのようなイメージをお持ちですか?
おそらくストーリーなどを詳しく見ていない人やアイドルマスターシンデレラガールズに触れたばっかりだという人には「クール・タチバナ」や「論破」とかいうイメージが強いのではないでしょうか。もしかしたら「生意気だ」という風に考えてる人もいるかもしれませんね。
今回ブログを始めてありすについて書こうとしたのはそういったイメージを払拭したいと思ったからです。
ありすについて知ってるという人も全くもって知らないという人もこの記事を見て何かを感じていただければ幸いです。
長くなってしまうので基本的な情報は公式のホームページやウィキペディアを見てもらうとして、今回は項目を1つに絞って紹介したいと思います。
今回紹介したいと思っているのは彼女の名前…そう「ありす」です。
数多くのアイドルがいる346プロ。海外出身のアイドルも多い中、ありすは日本人にしては珍しい名前です。
ありすという名前からは「不思議の国のアリス」などから可愛らしいイメージがあると思います。しかし彼女は自分の名前を嫌っています。
これはプロデューサーが街中で見つけたありすをスカウトする場面ですが、その際にありすは自分の名前が子供っぽいから嫌いだと話しています。確かにありすは大人っぽい名前だとは言えません。どちらかといえば子供だとか可愛いとかそのようなイメージを持つと思います。ありすはその珍しい名前から大人達から実際の言動に関わらず過剰な子ども扱いをされる事もあったのか、自分の名前にコンプレックスを抱いています。同学年の子どもにからかわれることもあったかもしれませんね。
ありすが自分の名前が嫌いなのは「子どもっぽいから」だけではありません。基本的にはありすは表情が堅く、ヴィジュアルレッスンも苦手としています。トレーナーからも指摘を受けておりプロデューサーに相談をする場面がありますが、そこでありすは自身があまり笑わなくなったキッカケについて話してくれます。
普段から自分の名前に対して不満を持っていたありすからすると「どうしてこんなに子どもっぽい名前をつけたんだろう?」と思うのは当然のことです。その疑問を母親にぶつけた際に「かわいいでしょう」と返される…具体的な理由を求めるありすにとってこの答えは十分なものではなく、愛玩人形としか思われていないと考えるようになってしまったのです。親ですら本当のわたしを見てくれていない…ということになります。
結果的にありすは名前のイメージだけで判断され、周りの子どもや教師…大人だけではなく親でまでわたし自身のことをちゃんと見てはくれていない、理解してくれないという風に考えることになります。『in fact』の『本当のわたしを誰も知らない』という歌詞にもそれが現れていますね。
自分の名前だけで可愛らしいとか思われたくない・子ども扱いをさせるのは嫌だという思いから大人っぽくクールに振る舞うようになっているのです。いつもタブレットを使って多くの知識を身につけようとしたり、仕事の前には台本を細かくチェックや予習をしていたりするのはそのような理由からです。
今回はここまでにしたいと思います。次は機会があれば彼女のソロ曲である『in fact』について少し触れたいと思います。
ここまで読んでくださった皆さん。汚い文章で申し訳ございませんでした、そしてありがとうございます。またの機会がありましたらよろしくお願いします。